私は、instagramなんかで気に入った写真を発見すると、結構な頻度でそれらを保存する。
良いなと思った料理の盛り付けやテーブルコーディネートを真似してみたり、行ってみたいと心掴まれた景色などなどを、すかさず保存させて頂く。
その夜、私は越路吹雪さんのコンサートに出演する為に、当時住んでいたフランクフルトの我家を1週間程離れ、日本の実家に帰っていた(この時、旦那さんは旅公演中で、奇しくも彼はなんとドイツのエッセンという街に滞在しており、我々は日本で再会することが出来なかった)。
両親が寝静まった頃、時差ぼけにより未だギンギンに目が覚めた状態の私は、いつものようにinstagramを覗いていた。
と、、そんな私の冴えまくった眼玉の中に、一枚の美しい写真が飛び込んできたのだった。
「、、、なんだこれは」
息を飲む程美しい街のその姿に、私は一瞬で一目惚れをしてしまった。
真っ白で荘厳な雪山が、まるで街を飲み込む様に包んでいる。その飲み込まれそうな街は、どこか可愛らしくなぜか暖かく見える。
私はその写真をスクショし、保存した。
惚れてしまった人間のやることは早い。
私は直ぐに、この"トロムセー"という現実離れした村なのか街なのかが、一体何処にあるのかを調べた。(Googleさんありがとう)
「ここだ、トロムセー、、ノルウェーだ」
そしてそのほんの10分後、、私はトロムセーまでの格安航空券をポチッとしていた。(あれまー)
こうして、夢のトロムセー旅行は無事に幕を開けたのだった、、めでたしめでたし…
写真:私が一目惚れした街(トロムセー、ノルウェー)
〜つづく〜
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「ここだ、、トロムセー、ノルウェーだ。」
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